韓国ドラマの恋愛×時代劇おすすめ作品10選！最新作から名作まで

韓国ドラマの恋愛系時代劇は、面白い作品が多数あります。

今回の記事では、韓国ドラマの恋愛系時代劇の中でも特に面白かったものを10作品紹介させてもらいます。

韓国ドラマの恋愛×時代劇おすすめ作品10選

韓国ドラマの恋愛×時代劇の作品のなかでも、とくにおすすめの10選を紹介していきます。

雲が描いた月明かり

子供の頃から男装をして生きてきたラオンは、借金を返済するために恋愛相談や恋文の代筆などあらゆる仕事を請け負っていた。

そんなある日「自分の代わりに恋文の文通相手に会って欲しい」と男性からの依頼を受けるが、その相手は一国の姫であるミョンウン王女だった。

ミョンウン王女の兄のヨンは恋文を発見して憤慨。妹の代わりに待ち合わせ場所に現れる。ラオンは驚き、ヨンを穴に落として逃げ出してしまう。

「雲が描いた月明かり」は、恋のときめきと時代劇の美しさが見事に融合したラブロマンスです。

男装して生きるヒロインと、彼女の正体を知らずに惹かれていく世子という王道の設定ながら、丁寧な描写と繊細な心の動きで多くの視聴者を虜にしました。

主演のパク・ボゴムが演じるイ・ヨンは、ツンデレながら優しさに満ちたキャラクターで、胸キュンシーンも満載。ヒロインとの掛け合いもコミカルかつ愛らしく、見ているだけで心が温まります。

また、宮中の陰謀や秘密といった時代劇らしい要素もあり、ラブストーリーに深みを添えています。

麗＜レイ＞～花萌ゆる8人の皇子たち～

化粧品販売員のハジンは、湖に落ちた子供を助けようとして溺れてしまう。目を覚ますとそこは見知らぬ土地。

なんとハジンは高麗時代にタイムスリップしてしまった。ヘ・スという少女の体で目を覚ましたハジンは宮廷生活を送ることに。そこでハジンは美しい8人の皇子に出会う。

『麗〈レイ〉～花萌ゆる8人の皇子たち～』の最大の見どころは、ヒロインをめぐる美しき皇子たちとの恋模様と、涙なしでは見られない運命の愛です。

現代から高麗時代にタイムスリップしたヒロイン・ヘ・スが、個性も立場も異なる8人の皇子たちと出会い、愛や友情、そして王宮の権力闘争に巻き込まれていく姿が描かれます。

なかでも、第4皇子ワン・ソとの恋は切なくも情熱的で、立場と運命に引き裂かれながらも惹かれ合う二人の関係に胸が締め付けられます。

多くの登場人物の中にそれぞれのドラマがあり、誰を選ぶか、何を守るか…という選択に視聴者も心を揺さぶられます。

恋慕

朝鮮王朝時代、王女として生まれながらも双子だったがために命を狙われたヒロイン。ある事件をきっかけに、彼女は兄に代わって“王世子”として男として生きることになる。

自分の正体を隠しながら生きる彼女の前に現れたのは、幼い頃に一度だけ出会った青年チョン・ジウン。時を経て再会した二人は、やがて運命の恋に落ちていく。

「恋慕」の見どころは、性別も身分も超えた純粋な愛が、美しく丁寧に描かれている点です。

ヒロインが「王世子」として男装しながらも、心の奥にある“ひとりの女性としての恋心”に揺れる姿は、切なくて胸が締め付けられます。

また、チョン・ジウン役のロウン（SF9）のまっすぐで優しいキャラクターが、隠されたヒロインの正体を知らずに惹かれていく展開も胸キュンの連続。

禁じられた関係ゆえの緊張感もあり、恋愛時代劇として非常に完成度が高いです。

映像や衣装の美しさ、静かな演出も相まって、派手すぎず余韻の残るロマンスが味わえる一作です。

太陽を抱く月

王子であるイ・フォンはヨヌという娘と恋に落ちる。しかしフォンの異母兄であるヤンミョンもヨヌに思いを寄せていた。

そんな中フォンはヨヌと婚姻を結ぶのだが、結婚を目前にしてヨヌは黒魔術による病で死んでしまう。8年後、王となったフォンの前にヨヌに似た巫女が現れ……。

「太陽を抱く月」の見どころは、王と巫女という立場の違いと、過去に引き裂かれた恋の切なさです。

王としての責務と、一人の男としての想いの間で揺れるフォンの心情。そして、過去の記憶を失いながらも、運命に導かれるように惹かれ合う二人の姿が美しく描かれています。

また、宮廷内の陰謀や嫉妬、策略といった時代劇らしい緊張感もしっかりあり、物語に深みを与えています。

さらに、三角関係の要素もあり、王だけでなく異母兄のヤンミョン君もヨヌを想っているという構図が、物語にさらなる切なさを加えています。

シンイ－信義－

高麗時代、武将のチェ・ヨンはあらゆる病を治す伝説の「神医」を連れてくるよう命じられ、天の穴をくぐる。

現代のソウルに降り立ったチェ・ヨンは、整形外科医のウンスに出会う。ウンスを神医だと勘違いしたチェ・ヨンは、彼女を強引に高麗時代へと連れて行く。

『シンイ－信義－』の見どころは、現代の女性と高麗時代の武士が時を超えて出会う、運命的で切ない恋にあります。

主人公のチェ・ヨン将軍は、命を救うために現代の医師ユ・ウンスを連れてきますが、次第に彼女に惹かれていきます。

一方でウンスも、見知らぬ時代で不安を抱えながらも、ヨンの誠実さと強さに心を動かされていきます。

この作品の魅力は、ロマンスだけでなく、タイムスリップや陰謀、戦いといった多彩な要素がバランスよく織り込まれている点です。

とくに感情を表に出さないヨンが、次第にウンスへの想いを深めていく姿は、静かでありながらとても情熱的で、多くの視聴者の心をつかみました。

夜を歩く士＜ソンビ＞

朝鮮時代、学士のソンヨルは、吸血鬼クィの陰謀によって婚約者を失い、自身も吸血鬼になってしまう。

それから120年後、ソンヨルはクィを倒すための秘策が書かれた本を探していて、書籍商人で男装の娘ヤンソンと出会う。家族のために健気に働くヤンソンにソンヨルは惹かれていく。

「夜を歩く士〈ソンビ〉」の見どころは、吸血鬼という宿命を背負った男と、明るく芯のあるヒロインが織りなす切なくも幻想的な恋です。

高麗時代を舞台に、冷静沈着で知的な“夜を歩く士（ソンビ）”ことキム・ソンヨルと、男装して本を売る女性チョ・ヤンソンの運命的な出会いが物語を動かしていきます。

人間の心を持ちながらも吸血鬼として生きるソンヨルの苦悩と、彼を理解し受け入れようとするヤンソンの想いが丁寧に描かれ、胸に迫る展開が続きます。

また、吸血鬼ならではの永遠の命と、儚い人間の命というテーマが、恋にさらなる切なさを加えています。

ファンタジーと史劇、そしてロマンスが融合したこの作品は、映像の美しさや衣装の華やかさも際立っており、非日常的な世界観に引き込まれたい方にぴったりです。

哲仁王后〜俺がクイーン!?

現代のカリスマシェフであるチャン・ボンファンは、ある日ひょんなことから朝鮮時代にタイムスリップしてしまう。目を覚ますと、なんと自分の魂が王妃キム・ソヨンの体に入り込んでしまっていた。

見た目は美しい王妃、中身はおっさんという異色の存在となったソヨンは、自由奔放な言動で宮中をかき乱しながらも、次第に国王チョルジョンとの関係に変化が生まれていく。

本作の最大の見どころは、「中身おっさん×見た目王妃」というギャップ満載の設定と、予想外の胸キュン展開です。

男の魂を持った王妃が繰り出す型破りな言動に、最初は戸惑っていた国王も、次第に彼女の本質に惹かれていきます。

一方、ソヨンもまた王の優しさや覚悟を知り、心に変化が生まれていく様子がユーモアの中にしっかりと描かれています。

加えて、宮中の陰謀や策略といった史劇らしい要素も絡んでくるため、物語としての深みもあり、ラブコメ＋時代劇＋ファンタジーという絶妙なバランスが魅力です。

七日の王妃

パク・チェギョンは明るく聡明な女性で、幼い頃に出会った王子たち、ヨク（後の中宗）と兄の晋城大君（後の燕山君）と友情を育んでいく。

成長するにつれ、チェギョンとヨクは互いに惹かれ合い、やがて夫婦となるが、兄弟間の権力闘争と陰謀に巻き込まれたチェギョンは、たった7日間で王妃の座を退くことに。

愛し合いながらも引き裂かれる二人の運命が、静かに、そして激しく描かれている。

「七日の王妃」の見どころは、“一度結ばれたふたりが、どうして離れなければならなかったのか”という深い切なさです。

運命に翻弄されながらも、決して愛を手放そうとしない二人の姿に、胸が締めつけられる展開が続きます。

とくにヨク役のヨン・ウジンとチェギョン役のパク・ミニョンの繊細な演技は、視聴者の心を強く揺さぶります。

また、兄である燕山君の存在も物語に緊張感と悲哀を加えており、三人の関係性はまさに“切ない三角関係の極み”。

ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜

朝鮮時代に実際にあった“ポッサム（寡婦をさらって再婚させる風習）”を生業にする男バウは、ある日間違えて王族の娘スギョンをさらってしまう。

彼女は政治的な策略により無理やり嫁がされた後、未亡人となっていた女性。身分も立場もまったく異なる二人は、反発し合いながらも共に行動するうちに、次第に互いの素顔を知り、心を通わせていくようになる。

『ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜』の見どころは、偶然の出会いから育まれる、穏やかで深い愛です。

最初は誤解と反発だらけだった二人が、さまざまな苦難を乗り越えて少しずつ心を通わせていく姿が丁寧に描かれ、強烈な胸キュンというよりも“静かに沁みる恋”が堪能できます。

また、王族や権力者たちの陰謀、政治的な駆け引きといった史劇らしい要素も含まれており、物語全体に重厚感があります。

ヒロインの強さと優しさ、バウの不器用な誠実さが交差するやり取りも見どころのひとつです。

王になった男

激しい権力争いのさなか、王イ・ホンは命を狙われることへの恐怖と不安にさいなまれていた。そんなとき、彼は自分にそっくりな道化師ハソンを“影武者”として王宮に招く。

最初は命じられるまま王の代役を務めていたハソンだったが、次第に民を思い、正義を貫こうとする“本物の王”のような存在になっていく。

そして、王妃との関係にも少しずつ変化が生まれ、偽りの中で本当の愛が動き始めるのだった。

『王になった男』の最大の見どころは、身分を偽る道化師と王妃とのバレてはいけない恋です。

自分が本物の王でないと知りながらも、王妃に惹かれていくハソンの気持ちと、彼女の心が少しずつ開かれていく様子は、抑えきれない切なさを含んでいます。

また、主演のヨ・ジングが“一人二役”で王と道化師を演じ分けており、その緊迫感ある演技も高評価。

ただのラブストーリーではなく、王権をめぐる陰謀や、偽物が本物以上に人を動かしていく姿が感動を呼びます。